「孤独」という言葉を聞くと普通、自分の周りに対して心を閉ざした状態(閉ざされた孤独)として想像しがちです。しかし他方で、私たちが物事を主体的に考えるためには、他人に同調しないで世界を広く展望することが必要です。つまり、「(世界に対して)開かれた孤独」が必要です。この「開かれた孤独」は、「閉ざされた孤独」と当然違ってきます。
では、この「開かれた孤独」とは、いかなるものなのでしょうか。そこで、本展覧会では25名の作家さんに、「開かれた孤独」をテーマにして作品を制作・展示していただきます。「開かれた孤独」について問いかけを投じる展覧会です。
なお、本展覧会の案内状には、パスカルの『パンセ』をもとにしたテキストが掲載されています。
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